『りゅ〜っう!朝メシまだぁ?』
杉蔵は、今日も朝早くからご出勤♪
『まだおはようのちゅうしてくれてないから作らないもん。』
隆一は、杉蔵を困らせ、ふてくされて居た。
『もぉ!朝っぱらから可愛い事、言うんじゃねぇよ!(笑)』
杉蔵は、少し乱暴に隆一を抱き寄せ、柔らかい唇に軽くキスをした。
隆一は、杉蔵からのキスに満足する。
そしてキッチンへ移動し、朝食の準備にとりかかった。
「杉ちゃんのキスって大好きなんだよね(はぁと)杉ちゃん、上手なんだもん♪」
準備をしながら、隆一はそんな事を思っていた。
「可愛い奴(笑)キスしてやっただけなのにルンルンしてる(笑)」
『りゅ〜うぅ!朝メシ早くしてねぇ〜(はぁと)』
杉蔵は、上機嫌な声で隆一を急がせた。
『うん!心配しなくても大丈夫だよぉ(^3^)ちゃんと会社までには、間に合わせるからぁ〜♪』
隆一はそう返答すると、少し作るスピードを早めた。
「杉ちゃん、何て言うかなぁ・・・。撲が作った朝ご飯。 美味しい!って言ってくれたら嬉しいんだけどなぁ・・・。」
さっきは杉蔵に心配をかけたくないという気持ちから少し強がってみたが
自分の料理に自信がない隆一は少し不安を抱いていた。
「今日は、早起きしといて良かったぁ♪隆一の手料理なんて 滅多に食えねぇもん。。。(; ;)
・・・それにしても、相変わらず危なっかしい後ろ姿・・・f(^_^;」
『隆ぅ、大丈夫?指、切んない様に気を付けろよ!』
杉蔵に心配して貰えたのが嬉しかったのか、隆一は少し気が緩んでしまった。
「いったぁ〜っい(><)やだぁ、血が出ちゃったよぉ〜!! 血ぃ、とまんなーい(><。」
隆一は、指を切ってしまい出血が酷い為、取り敢えず料理を中断することにした。
本当は、声を出して泣きたい気分だったが、
杉蔵に気付かれない様に、必死で涙を堪え、切れた指を口に含んだ。
杉蔵は、包丁の音がしなくなった事に気付き、そっと隆一に近寄ってみた。
『あっ!やっぱ切ったか(笑;)・・・貸してごらん?』
杉蔵は、隆一を抱き寄せ、血が滴る隆一の指を舐めた。
『結構、傷口、深いな・・・。痛いだろ?』
『ふぇ・・・ぅぁ・・いた・・・ぃよ・・(;_;)』
隆一は、大泣き状態で杉蔵も困り果てていた。
『泣くなって(f^_^; ・・・そんな顔されたら会社行けないだろ?』
結局、杉蔵は、会社に連絡して休みを貰う事に。
だが、隆一は一向に泣きやまない・・・。
『お前、いい加減に泣き止めよッ!!泣き虫ッ。』
杉蔵は、厳しく隆一を怒鳴りつけた。
杉蔵の“泣き虫”と言う言葉にカチンと来たのか、 隆一も黙っては居られなかった。
『だって・・・ぅぇ・・痛いんだもん(泣) 撲だって、好きで泣いてる訳じゃない!!』
しかし、奥底では自分の為に、わざわざ会社を休んでくれた 杉蔵に感謝していたのだった。
『はぁ・・・。好んで泣く奴が居たら、是非とも会ってみてぇもんだよ・・・。』
杉蔵は、隆一の発言に呆れ、思わず溜め息をついた。
『ちょっと待ってな。薬、持って来るから・・・。』
杉蔵は、そう言うと隆一の顔に軽くキスをして席を外した。
そして、引き出しの奥をごぞごそと探し始め、暫くして戻って来た。
『やっぱり傷には、オロナイン♪』
杉蔵は、何故か嬉しそうにして隆一の指を手厚く手当てしてあげた。
『痛いよぉ!!杉ちゃん。もっと優しく、塗ってよぉ(泣) 傷口がジンジンするじゃん。』
杉蔵は、優しくしているつもりだったが、傷は思ってた以上に深く激痛が走った為、
隆一はついつい愚痴ってしまったのだった。